このたびの令和6年能登半島地震により、被害を受けられた皆様に、心よりお見舞い申し上げます。被災地の一日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。
大宮七里ボーイズ一同
体験会のお知らせ
2024年11月24日(土)13:00~16:00 神扇グラウンド
2024年12月14日(土)9:00~12:00 神扇グラウンド
2024年12月28日(土)9:00~12:00 ひばりが丘球場
※体験会は半日のみとなりますが、あと半日の練習に参加することも可能です。
※上記日程以外でも、大会やオープン戦がない日は、体験が可能ですので、お問い合わせください。
問い合わせ先
事務局 : 信方(のぶかた)
080-5191-5323
トピックス
東日本選抜大会出場決定
9月16日(月・祝)、令和6年秋季埼玉県支部大会レギュラーの部の準決勝が行われました。勝てば、10月の三連休に福島県で開催される東日本選抜大会(東日本ブロックNO1を決める大会)への出場権を得られます。
対戦相手は春日部ボーイズ。
大宮七里ボーイズは、吉澤くんと早川くんの継投で春日部ボーイズ打線を1点に押さえます。打っては、3番関根くんが2打点の活躍。手に汗握る試合も、早川くんが最後の打者をキャッチャーフライに打ち取りゲームセット。
現3年生が、何度も跳ね返された春日部の壁を新チームの15人がついに破りました。
決勝戦は、23日(月・祝)、同じく東日本選抜大会の切符を手にした越谷ボーイズと対戦しましたが、力及ばず、準優勝で終わりました。
新チーム始動~令和6年秋季埼玉県東支部大会兼東日本選抜大会予選
9月8日(日)新チームとして初めての公式戦となる令和6年秋季埼玉県支部大会が始まりました。この大会は、決勝に進んだ2チームが東日本選抜大会の出場権を得られます。
12チームを3チームずつ4ブロックに分けて予選リーグを行い、各ブロック1位と2位のチームが決勝リーグに進みます。
大宮七里ボーイズは、Cブロックに入り、第1試合で三郷ボーイズと対戦。坂入君の2ランホームランなどで、8対1で5回コールド勝ち。
続く2回戦では、優勝候補の越谷ボーイズと対戦。先発は早川君が3回までパーフェクトピッチングを見せるものの、リリーフ陣が打ち込まれ、0対12で完敗。
結果、予選リーグは1勝1敗で2位となり、なんとか来週の決勝トーナメントに進出することができました。
ゼット杯第7回東京東親善交流大会
7月20日・27日、東京東支部が主催するゼット杯東京東親善交流大会に出場しました。
昨年、優勝した大会なので、ディフェンディングチャンピオンとして臨む大会です。
決勝まで進むとダブルヘッダー3日間となる大会スケジュール。今年は猛暑が続いているので、まさにサバイバルレースとなりました。
予選リーグでは、東京中央ボーイズに12対3、江戸川京葉ボーイズに10対0で圧勝して、ブロック1位通過で決勝トーナメントへ。
決勝トーナメントでは、第一試合に、全国大会出場経験のある強豪大田水門ボーイズと対戦。序盤は投手戦になりましたが、中盤からは点の取り合いになり、終盤に大量点を取った大宮七里ボーイズが、15対5で勝利しました。
ダブルヘッダー第二試合の江戸川ボーイズ戦は、5点差を追いつき、10対10でタイブレークにもつれ込む壮絶な試合になりました。タイブレーク2回でも決着がつかず、いつ終わるのか予想がつかない展開。ところが、雷が鳴り始めたため、大会本部の判断で試合打ち切り。
酷暑の中での2時間半に及ぶ試合の最後は、なんと碁石抽選になりました。
選手9人ずつが袋から碁石を取り、全員が取った時点で手のひらを開いて、主審が持っている碁石と同じ色をたくさん持っている方が勝ちという抽選ルール。
結果は、主審の碁石は白。七ボの選手が持っていた白の碁石は3個。くじ運の悪さは最後まで続きました(泣)。
決勝戦は、東京城南ボーイズと江戸川ボーイズとの対戦になり、初回に7点を取った東京城南ボーイズが優勝しました。
この大会をもって、3年生が揃っての活動は最後になりました。保護者の皆さん、これまで、たくさんのご支援ご協力、ありがとうございました。
夏の全国予選はじまる‼
・6月9日(日)、3年生にとっては、これまでの集大成とも言える第55回選手権大会埼玉県東支部予選が始まりました。1回戦の相手は浦和ボーイズさん。好投手4人を擁し、先のベースマン杯で優勝したチームです。大宮七里ボーイズは、つなぐ野球で3点を取ります。守っては、フォアボールとエラーで2点を献上するものの、右のエース小池くんと左のエース森本くんの継投で、浦和打線を三塁強襲内野安打1本に抑えます、結果は、3対2で辛勝。両チーム団員全員応援の中での1回戦突破になりました。
・6月16日(日)、準々決勝は、越谷ボーイズさんと対戦。相手先発投手を打ち崩せず、5回まで0対5の劣勢を強いられます。しかし、6回の表、球数制限で相手先発投手が降板すると、リリーフした投手を攻めたて、代打関根くんの2点タイムリーヒットなどで、一挙6点を奪って逆転。得点は6対5。ところが、その裏に3点を取られて6対8。残すはあと1イニング。再逆転を誓ってベンチ前で選手が円陣を組んだところで、大会規定の2時間を超えてしまったため、主審がゲームセットの無情のコール。あ然とする選手たち。泣き崩れる選手たち。
越谷ボーイズさんは、この勢いで、準決勝では、春の全国大会王者の春日部ボーイズを4対2で破って決勝進出。
3年生の大会はあと2つ。気持ちを切り替えて、最後待てやりきってほしいと思います。
メニコン杯第27回日本少年野球 関東ボーイズリーグ大会開幕
公益財団法人日本少年野球連盟と報知新聞社が主催する「メニコン杯 第27回日本少年野球 関東ボーイズリーグ大会」の開会式が4月6日ベルーナドーム(所沢市)で開催されました。
この大会は中学生の部180チーム、小学生の部15チームが参加する日本最大の野球トーナメントです。
ベルーナドームで行われた開会式には、8,000人を超える選手と保護者、監督やコーチなど関係者が集まりました。
大宮七里ボーイズのレギュラー組23人は、堂々の入場行進。オーロラビジョンに大きく映し出されました。
立花龍司氏トレーニング講座
1月6日(日)、大リーグのニューヨークメッツでもトレーナーを務められた世界的なコンディショナルトレーナーの立花龍司さんのトレーニング講座を開催しました。
立花龍司さんは、大宮七里ボーイズの長岡監督がプロ野球の近鉄バッファローズに在籍していた時の恩師です。その関係もあり、毎年、中学生にふさわしいトレーニングの方法を教えていただいています。
大宮七里ボーイズでは、立花さんのトレーニング方法を学び、ケガをしない体づくりに取り組んでいます。
第7回中村紀洋杯銚子交流大会ベスト4~またしても準決勝で惜敗〜
12月9日(土)と10日(日)、第7回中村紀洋杯銚子交流大会が銚子スポーツタウンにて開催されました。
出場チームは、関東地区にある9チーム。ほとんどか全国レベルのチームです。
群馬県央ボーイズ(群馬県支部:本庄市長杯準優勝)、狭山西武ボーイズ(埼玉県西支部:春季全国大会埼玉県西支部予選優勝)、 大宮七里ボーイズ (埼玉県東支部:春季全国大会埼玉東支部準優勝) 、 吉川美南ボーイズ(埼玉県東支部:中村紀洋杯立ち上げチーム)、東村山中央ボーイズ(東京西支部:夏季全国大会東京西支部予選優勝)、東大和狭山ボーイズ(東京西支部:春季全国大会東京西予選準優勝)、白井中央ボーイズ(千葉県支部:昨年度全国大会出場)、流山ボーイズ(千葉県支部:全国大会春夏合計26回出場)、匝瑳シニア(シニアリーグ東関東大会秋季支部大会第3位)。
初日の予選リーグは、参加9チームが3つのブロックに分かれて対戦。各ブロックの1位の3チームと、2位のチームのうち得失点差でトップのチーム(ワイルドカード)が翌日の準決勝に進み、勝ては決勝という、ダブルヘッダー2日のハードスケジュールで開催されました。
大宮七里ボーイズは、予選Bブロックに入り、初戦は、昨年度全国大会出場チームの白井中央ボーイズ(千葉県支部)に4対1で勝利。続く、東大和狭山ボーイズとの対戦は、最終回2アウトからエラー絡みで追いつかれ、4対4の引き分け。
両チームが予選リーグ1勝1分けとなりましたが、得失点差で大宮七里ボーイズは、ブロック2位。しかし、各ブロックの2位チームが1勝1敗だったため、大宮七里ボーイズがワイルドカードで、翌日の準決勝へ。
準決勝は、またしても東大和狭山ボーイズと対戦。試合は息詰まる投手戦となり、5回まで1対1。6回の表、大宮七里ボーイズは、3番関上くんの左中間を深々と破る三塁打と、4番森本くんの犠牲フライで勝ち越します。しかし、その裏、不安なイレギュラーヒットと、2アウトからのバッテリーエラーで逆転されてしまいます。エースの小池くんは、6回3安打、自責点0という抜群の出来でしたが、6つのエラーで、2対3と惜敗。残念ながら、本庄市長杯に続き準決勝で逆転負けし、ベスト4で終わりました。
ちなみに、決勝は、狭山西武ボーイズと東大和狭山ボーイズの兄弟対決となり、狭山西武ボーイズが、2対0で優勝しました。
やはり、強豪チームとの戦いは、エラーが多い方が負けてしまいます。特に、七ボは、リードした後に失点してしまうゲームが続いています。守備力と精神面の強化がこの冬の課題になりました。
マツダボール第9回本庄市長杯ベスト4~準決勝タイブレークで惜敗〜
11月26日(日)、本庄市長杯2日目。
準決勝の相手は、藤岡ボーイズ(群馬県支部)。 秋季群馬県支部大会の優勝チームです。 1回戦で東京江戸川ボーイズ(東京都東支部)に10対4、2回戦で大洋ボーイズ(茨城県支部)に14対5の大差をつけて勝ち進んできました。大宮七里ボーイズの先発はエースの小池くん。両チームのエースの投げ合いで、試合は緊迫の展開になりました。球数制限で両エースが降板した後も、リリーフ陣が踏ん張り、最終回の7回が終了しても決着がつかず。2対2のまま延長8回へ。しかし、ここでも得点が入らず、大会規定により、1アウト満塁からのタイブレークに入ります。
タイブレークの表、大宮七里ボーイズは、大熊くんの犠牲フライと相手エラーで2点をもぎ取ります。
しかし、タイブレークの裏、強烈なゴロをセカンドが弾き、さらに中継がもたつく間に同点に追いつかれます。1アウト2・3塁のビンチ。続く打者を三振に切って取り、2アウト。しかし、次の打者を2ストライクまで追い込んだ場面で、ピッチャーが投げ込んだ低めのストレートがキャッチャーの股下を抜けていき、三塁ランナーが生還してしまいます。痛恨のパスボールでのサヨナラ負け。
まさに「死闘」。ナイスゲームを展開した両チームの選手たちにスタンドから大きな拍手が送られました。
藤岡ボーイズは、この勢いで、決勝では、群馬県央ボーイズに5対4で競り勝ち、みごと大会初優勝。
力が拮抗した上部の大会に行くと、走攻守のどこかにミスがあると負けてしまうことを痛感した貴重な大会になりました。
来月は中村紀洋杯銚子大会への出場が決定しており、また、他支部の強豪チームと対戦します。練習では見つけることができない何かを、選手だけではなく指導者も探し出していかなければなりません。
引き続き、応援よろしくお願いします。
第54回春季全国大会埼玉県東支部予選 ~悔しい準優勝~
11月19日(日)、UDトラックス上尾スタジアムにて、埼玉県東支部の準決勝と決勝戦が行われました。
準決勝の草加ボーイズ戦は、5回まで毎回得点を許し、5点差をつけられる苦しい試合展開。しかし、5回の裏、江口くんのライト前ヒットで同点に追いつき、最終回は、1アウト1塁から代打大澤くんのセンターオーバーのツーベースヒットで劇的なサヨナラ勝ちをおさめました。
この勢いで臨んだ決勝戦は、春日部ボーイズと対戦。夏の全国大会予選決勝と同じカードです。初回に1点を取られましたが、2回に2点を奪って逆転。先発の森本くんは4回まで1安打の好投を見せます。しかし、球数制限で交代すると、リリーフ陣が5回に同点に追いつかれ、6回には、2ランホームランを打たれて、逆転されてしまいます。大宮七里ボーイズは、相手の倍の10本の安打を放ちながらも、チャンスにあと1本が出ず、2対4で惜敗。またしても春日部ボーイズの壁の前に、全国行きを阻まれました。
来週は本庄市長杯、来月は中村紀洋杯銚子大会への出場が決定しています。他県の全国レベルのチームとの対戦となるので、この大会の中から、来年の夏の全国大会出場につながるヒントを見つけていきたいと思います。
ここでチームの特色を紹介します。入団時の参考にしていただければ幸いです。
チーム紹介
大宮七里ボーイズは、(公財)日本少年野球連盟(通称:ボーイズリーグ)埼玉県支部に所属する中学生の硬式野球チームです。
平成22年3月に創設し、今年で12年目を迎えます。
活動日は、毎週、土曜日、日曜日、祝日。
平日に市営球場で、自主練習を行うときもあります。
「野球がもっとうまくなりたい」、「高校野球で甲子園に行きたい」、「将来、プロ野球選手になりたい」という夢を抱く野球が大好きな中学生が集まって活動しています。
硬式野球の基本が学べます
監督は、元プロ野球選手。コーチ陣は、高校・大学・社会人の硬式野球経験者。硬式野球の基本を徹底的に指導します。基礎体力の向上や身体のケアについて学ぶ、定期的なプロトレーナーによる指導もあります。
自ら考え、気付き、実行する力を育てます
高校でも硬式野球が続けられるよう、押し付ける指導ではなく、基礎体力技術向上のためのトレーニングや練習方法、チームプレーについて、「自ら考え、気付き、実行する力」を育てます。
プロ直伝のトレーニングを導入しています
長岡監督のプロ野球時代の恩師である世界的なコンディショニングコーチ立花龍司さん直伝の中学生にふさわしい基礎トレーニングを導入しています。
文武両道を目指します
野球を通じて心身を鍛え、学業との両立を目指します。指導者のネットワークを活かし、志望する高校への進学を支援しています。
元プロ野球選手の指導も受けられます
長岡監督の知人である元プロ野球選手を招聘し、中学生に対する、より効率的な練習方法を学んでいます。
投手は、定期的に球速を数値化し、成長を確認しています
投手陣は、「スピードガン」で定期的に球速を計測し、数値によって成長を確認しています。
保護者の負担を軽減しています
「父母会」を組織し、各家庭の事情を考慮して、皆で役割を分担しています。練習時の「お茶当番」はありません。
障害のある方々の就労を支援しています
古くなったボールは、「障害者就労支援施設」にお願いして、障害者の方々に再生していただいています。
チーム名について
ボーイズリーグのチーム名は、「地域名」と「ボーイズ」を付けることになっています。
大宮七里(おおみやななさと)ボーイズは、活動の拠点である「大宮」と「七里」の地域名を付けています。
「大宮」は、武蔵国一宮である氷川神社に由来する由緒正しい名前です。平成13年、大宮市と浦和区、与野市が合併し、政令指定都市の「さいたま市」となり、現在は「さいたま市大宮区」として、「大宮」の名前が使われています。
「七里」は、大正2年から昭和30年まで存在した村の名前です。「七里村」の村名は、この地にあった「七ケ郷」(大谷、猿ケ谷戸、門前、宮下、膝子、新堤、風渡野)を合併した時に名付けられました。「七里」という地名は、現在存在していませんが、今も住民から「七里地区」と呼ばれて親しまれ、駅や小・中学校、公共施設、店名等では、通称地名として使用しています。特に、現在のさいたま市立七里小学校は、江戸時代末期の寺子屋から続く歴史ある学校で、明治時代の学制頒布後の初代校長であった清浦奎吾(きようら けいご)は、後に内閣総理大臣になっています。
このように「大宮七里ボーイズ」は、由緒ある「大宮」という名前と、歴史ある「七里」 という名前、そして、ラッキーセブンの「七」の付いたチーム名なのです。
地域の歴史や人々の願いがこもった貴重なチーム名だと考えています。
チーム創設の理由
大宮七里ボーイズの創設にあたって
監督 長岡 学
これまで私は、小学生の軟式野球チームの指導をしてきました。
卒団した子供たちのほとんどが、地元の中学校の軟式野球部に入部していきました。その理由は、硬式野球をやりたくても、地元に硬式野球のチームがなかったからです。
軟式と硬式では、その基本となる技術が大きく異なります。軟式のボールはゴムでできているので力が弱くても我流でプレーができますが、硬いボールを使う硬式野球は力強さと正確なプレーが必要になります。例えば、打撃において、軟式では、スイングが多少遅くても、振り出しや振り幅が多少大きくても対応できますが、硬式では、硬式対応型の正しいスイングを身に付けなければ、よいバッティングはできません。また、守りにおいて、軟式のゴロはバウンドが高く弾んできますが、硬式は低いバウンドで転がってきます。そのため、硬式では、ヒザを曲げ、腰を落とし、低い姿勢でのゴロの捕球と送球が大切になります。
打撃においても守りにおいても、また、体力面や精神面においても中学生は成長期であり、一番重要な時期です。将来、上部組織(高校、大学、社会人、プロ)の選手を目指したい人は、中学時代に基礎的な体力と硬式野球の正しい技術、集団生活のマナー、そして、強い精神力を身に付けておくことが必要だと考えます。
私が今まで経験・体験してきたことを子供たちに伝え、子供たちに夢と希望を与えられたらと思っています 。 (平成22年3月 記)
七ボの指導について
七ボの指導について
事務局 信方 壽幸
大宮七里ボーイズは、今年で、結成12年目を迎えました。
これまで続けてこられたのは、関係の皆様のご支援・ご協力のおかげと心より感謝しております。
大宮七里ボーイズは、中学生の硬式野球チームです。中学生に硬式野球を教えるのですから、指導者は、中学生の心身の発達の特徴を、しっかりと理解して指導に当たる必要があります。
まず、理解しておくべきことは、中学生の時期は思春期と呼ばれる時期にあるということです。
思春期とは、第二次性徴が発現してから大人に成熟するまでの時期です。子供たちは、第二次性徴によって身体が急激に大人になっていくため、精神面の成長が追い付いていけずに不安定になりがちです。言い換えれば、大人になりかけているのに大人のようにうまくいかずに潜在的に劣等感を持っています。これは、いつの時代の子供にもあったことですが、今日では、学歴社会、競争社会の中でのストレスが大きくのしかかり、これを助長する傾向にあります。中には、大人や友達との関係づくりに悩みを抱え、対人恐怖の症状が出て不登校になる子供もいます。親が心配して話しかけても反抗的な態度を取ったり、一人で葛藤したり、悩んだりするのも、ちょうどこの時期です。そのため、怒鳴ったり、叩いたりする指導は、思春期の子供たちの不安や悩みを増長し、反発を生むだけで、効果はありません。
また、この時期は骨が柔らかいため、まず骨が成長し、筋肉がそれを追いかけるように身体が作られていきます。男子の場合は高校1~2年生、女子は中学3年生ほどまでがこの時期です。この時期の骨は、両端が軟骨になっていて、骨端線と呼ばれる部分から骨が伸びていきます。そのため、骨、関節は成人と違って構造的に弱く、強いけん引力、圧迫力が繰り返し働くと、傷ついたり変形したりして障害が招じ易いのが特徴です。野球肘やオスグット・シュラッター病になるのは、これが原因です。そのため、大宮七里ボーイズでは、プロのトレーナーに中学生に合ったトレーニングメニューを考えていただき、ケガをしない体づくりに取り組んでいます。
勉強に目を転じてみましょう。勉強に大きなつまずきが見え始めるのも中学生の時期です。
中学生になると、基本的な内容は卒業し、奥の深い勉強が始まります。中学生は知識の積み重ねで勉強が進んでいきますので、基本が分かっていないと授業についていけなくなります。授業の進み方も早く、一度ついていけなくなると、どんどん取り残されていきます。その結果、生徒間で大きな学力差が生じてきます。「野球で高校に行くのだから勉強はしなくてもよい。」というチームがあるようですが、そんな子供はレギュラークラスのほんの一部の子供にすぎません。そのため、野球だけではなく勉強も頑張る子供にしていくことが大切なのです。
では、どうすればいいのでしょう。結論を先に言えば、人に言われて行動するのではなく、自ら考えて自ら進んで行動できるようにする指導が必要なのです。大宮七里ボーイズでは、こうした中学生の子供の特徴を踏まえて、「謙虚さと素直さを持つこと」、「自ら考えて行動できること」を大切にしながら指導に当たっています。
野球を通して、次代を担う子供たちの健全育成に努め、人として大きく成長できるよう、団員一人一人を支援していきたいと思います。
沿 革
我々の道のりには様々な出来事がありました。すべてが手探りの状態から始まり、試行錯誤するうちにチームとしてうまく機能するようになり、ここまで信頼と実績を積み重ねることができました。これからも向上心を忘れずに、新しいチャレンジから多くのことを学んで参ります。
・2010.3 元プロ野球選手長岡 学の発案で、中学生の硬式野球チーム結成(団員2名)
・2010.5 (財)日本少年野球連盟埼玉県支部から設立認可(部員募集開始)
・2011.4 チーム正式登録(選手12名、指導者6名登録)
・2012.3 関東ボーイズリーグ大会初参戦(西武ドームにて開会式)
・2013.3 第4回ベースマン杯大会で、初のベスト8
・2013.9 報知オールスター大会埼玉東選抜の監督担当、団員が大活躍
・2014.4 第17回関東ボーイズリーグ大会 3回戦進出
・2015.7 ウィルソンサマーカップ大会兼埼玉県支部40周年記念大会 3連勝でベスト8
・2016.11 第20回読売旗争奪山下杯親善少年野球大会(中学生の部)初優勝
・2017.11 第42回秋季埼玉県支部大会ジュニアの部 優勝
・2018.3 第9回ベースマン杯大会 優勝
・2018.6 第49回全国選手権大会埼玉県支部予選第三位 惜しくも全国大会出場を逃す
・2018.7 ジャイアンツカップ代表決定戦出場
・2019.3 第10回ベースマン杯大会 準優勝
・2019.9 第22回日高ロータリークラブ杯 ベスト4
〔ゼット杯第31回東日本選抜大会(福島県)出場〕
・2020.10 第45回秋季埼玉県支部大会ベスト4〔第4回中村紀洋杯出場〕
・2021.8 ライオンズカップ第10回中学硬式野球選抜大会出場
・2021.11 ニッセイカップ埼玉県支部大会 準優勝
・2022.11 第26回読売旗争奪山下杯親善少年野球大会(中学生の部)優勝
・2022.12 大野元裕埼玉県知事賞争奪第2回埼玉県中学硬式野球選抜大会出場
・2023.7 夏季全国選手権大会兼関東大会予選 準優勝
・2023.7 ZETT杯第6回日本少年野球東京東親善交流大会 優勝
・2023.8 熱中対策水カップ第48回日本少年野球関東大会出場
・2023.10 埼玉県東西支部第3回Foce Kift CUp 優勝
・2023.11 春季全国大会埼玉県東支部予選 準優勝
・2023.11 東日本ブロック主催第9回本庄市長杯ベスト4
・2023.12 第7回中村紀洋杯銚子交流大会ベスト4
卒団生の進路先
■12期生
【県立】
大宮北高校、さいたま市立高校、川口市立高校、不動岡高校、
上尾高校(2)、大宮東高校、大宮工業高校(2)
【私立】
県内:立教新座高校、春日部共栄高校、浦和学院高校、
聖望学園、叡明高校、栄北高校、本庄第一高校
神奈川県: 東海大学相模高校
宮城県:大崎中央高校
■11期生
【県立】
春日部高校(2)、伊奈学園高校、上尾高校、白岡高校、
久喜北陽高校、上尾鷹野台高校
【私立】
栄北高校、浦和実業高校、埼玉栄高校、叡明高校、
浦和麗明高校、国際学院高校、第一学院高校
■10期生
【県立】
春日部高校、市立浦和高校、松山高校、 大宮北高校、
川口市立高校、上尾高校、 大宮南高校、浦和東高校、
鷲宮高校、上尾南高校、大宮工業高校、白岡高校
【私立】
花咲徳栄高校、叡明高校
■1~9期生
【県立】
浦和高校、越谷北高校、不動岡高校、熊谷高校、春日部高校、
伊奈学園総合高校、春日部東高校、上尾高校、大宮光陵高校、
浦和北高校、大宮西高校、与野高校、 川口高校、岩槻高校、
久喜北陽高校、桶川高校、浦和東高校、南陵高校、鷲宮高校、
川越西高校、大宮東高校、岩槻商業高校、大宮工業高校、
白岡高校、
【私立】
- 県内:慶応志木高校、開智未来高校、西武学園文理高校、
川越東高校、春日部共栄高校、獨協埼玉高校、本庄東高校、
西武台高校、昌平高校、埼玉栄高校、栄北高校、聖望学園、
花咲徳栄高校、東京農業大学第三高校、浦和麗明高校、
国際学院高校
- 東京都:駿台学園、明治大学中野高校八王寺校
- 茨城県:つくば秀英高校
- 静岡県:浜松開誠館高校
- 宮﨑県:日章学園(2019春のセンバツ甲子園大会出場)
- 栃木県:佐野日大高校
- 秋田県:秋田秀英高校
- 宮城県:大崎中央高校
- 新潟県:帝京長岡高校